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Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

Still Crazy After All These Years

時の流れに(紙ジャケット仕様)
ポール・サイモン / ワーナーミュージック・ジャパン



さて、70~80年代ポップスを続けましょう。今日は1975年のポール・サイモンの作品、「時の流れに(Still Crazy After All These Years)」です。

サイモン&ガーファンクルはみなさんご存知でしょう。スカボロ・フェアやミセス・ロビンソン、明日に架ける橋といえば一度は耳にしたことがおありだと思います。ポール・サイモンはグループ解散後も、ソロで活躍を続け、全部で13のグラミー賞を受賞しています。1990年にサイモン&ガーファンクルとして、2003年にはソロでロックの殿堂入りを果たし、2006年には、米タイム誌が「世界で最も影響力のある100人」の一人としてポール・サイモンを選びました。

「Still Crazy After All These Years」はアルバムチャート、シングルチャート(恋人と別れる50の方法)で、ともに1位を獲得するだけでなく、グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞しました。アート・ガーファンクルとのひさびさのデュオ曲、My Little Townも話題になりましたね。今日はこのアルバムの中から、僕の一番好きなタイトルナンバー、Still Crazy After These Yearsをご紹介します。


昨夜、街で昔の恋人と会った
彼女は再会して喜んでいるようだったけど
僕はちょっと苦笑しただけだった
昔話をしながら、ビールを酌み交わした
あれからもう何年もたったのに、
どうしてまだこんなに心が揺れてしまうんだろう

ボクは、世間にうまく合わせられるような人間じゃない
どっちかっていうと昔のやり方にしたがってしまう
耳元のラブソングに心を動かされるわけでもない
でも、あれからもう何年もたったっていうのに、
今も君のことが好きなんだ


器用に立ち回れない朴訥な男の切ない歌。目の前にニューヨークの街、そしてそこに展開されるさびしいラブストーリーが見えてきます。聴いていると歌詞がだんだん自分の過去のできことと重なり合い、しっとりと心の中に染み入って、古傷をそっとなでてくれます。

20代の頃は、この曲そんなでもなかったのですが、今になって聴いてみるとほんとにいい歌ですね。これからも歳を重ねるごとにいろんな曲がわかるようになって好きになっていくんでしょうね。いくつになってもStill Cazyといいたいものです。

YouTUbeの動画をここに置いておきます。ライブ映像ですが、これはいいですよ


by shigepianoman2 | 2007-09-06 21:31 | Pops