Memory Almost Full
2007年 06月 12日
今日はひさびさに長いですよ(笑)。発売日に買ってから、毎日iPodで聴きながら少しずつレビューを書いてましたからね。さて、それでは・・・
追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル
ポール・マッカートニー / UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
今日はPaul McCartney(ポール・マッカートニー)のニューアルバムのご紹介です。6月5日発売のホットなアルバムを実況で(笑)、お伝えしましょう。
ビートルズを長年聴いてきた僕にとって、ポールの新譜発売は、いい意味で緊張感とわくわく感をもってCDを聴ける数少ない機会です。期待も大きいためか、突っ込みもしやすいのですが(笑)、さて今回のは?もうポールも65歳、少し不安もあります。
CDのPlayボタンを押して・・・おっ、いいじゃん!バンドのアルバムだよ、これ。しかも、時々漂ってくるWings(ウィングス)の香りがたまりません。ジョージ、ジョン、そしてビートルズの隠し味も楽しい。ポールファンだったらわかるいろんなスパイスがいっぱい、一晩でも語れそうです。聴いているだけで、ビートルズファンになってからの30年がフラッシュバックしてきますよ。しかも、これはまぎれもなく新作。なんかとってもうれしい!
Dance Tonight
マンドリンとバスドラの音が印象的な、3コードのシンプルなナンバー。思わず口ずさんでしまうような軽快で親しみやすいメロディをトラディッショナルな空気に包んで・・・まさにポールの面目躍如です。イギリスの最初のシングルというのもうなずけます。C Moonを思い出してしまいました(笑)。PVを見ていて妻が「これナタリー・ポートマンじゃない?」というので調べてみたら・・・ナタリー・ポートマンでした!レオンですっかりファンになってしまったナタリーですが、こんなところに出演しているとは。歌詞もシンプルでいいですね。
Everybody gonna dance tonight
Everybody gonna feel alright
Everybody gonna dance around tonight
Ever Present Past
一曲目がイギリス最初のシングルカットならば、これはアメリカでの最初のシングルカット。軽快なポップチューンです。まさに、80年代のポールのテイストですね。シャープなドラムとギター、サビのバックのキーボード、その後のチェンバロ様のシンセなど、うまいなあと思います。
See Your Sunshine
ベースが印象的なナンバー。ホフナーがいい音だしてますね。ポールのメロディアスなベースラインはやっぱりクールです。数多くのミュージシャンが尊敬し、目標としたポールのベース。ジャコ・パストリアスを含め多くのベーシストのベースがここから始まったのだと思うと感動ですね。
Only Mama Knows
静かなストリングスのイントロから、おおっと、一転してハードに!いかにもバンドってナンバーで、ぜひライブで見てみたいところ。ややっ、サビの手前で一小節だけ三拍子に。かっこええ!またサビがポールらしい。
You Tell Me
これメロトロン?懐かしい!イントロのアコギがまるでVenus and Marsだ(笑)。切羽詰ったようなポールのボーカルに、ウィングス風のコーラスがかぶさって、またなんとも・・・
Mr. Bellamy
Cloud Nineかと思った←わかる人にはわかると思うんだけど(笑)。フレーズがめまぐるしく変化し、いろんな音が重なっていくこの曲は、まさにビートルズ時代からの多重録音の流れなんでしょうね。
Gratitude
Oh! Darlingかと思った(笑)。というぐらいにこのボーカルは熱いですね。ゴスペルみたい。もう65歳なんて信じられないですよ。やっぱり年を言い訳にしてはいけないな(笑)。さりげないけどベースラインもなかなか。
Vintage Clothes
ここからメドレー調となります。メドレーというとAbbey RoadやRed Rose Speedwayのメドレーなどを思い出します。ポールの才能が一番発揮されるところでもありますね。曲は初期のウィングスを彷彿とさせるポップナンバーです。
That Was Me
ちょいとテンポを落としながら、う~~ん、クールにアコスティックギターでロックンロールが!もうこの辺はポールのお得意ですね。オールドスタイルだけど、全然色あせてないかっこよさがあります。おっと、後半だんだんと音が重なってきて、なんだかウィングス風になってきたよ(笑)。シャウトもかっこいいなあ。
Feet in the Clouds
これまた初期の、ほんと初期のウィングス調のナンバー。RamやRed Rose Speed Wayを思い出します。スロー・ナンバーだけどポールらしい工夫がいっぱい。後半、これボコーダーかな?
House of Wax
ちょっと、重いなあ。特に後半からの盛り上がりはなんだろう。ポールがこんなアレンジの曲をここに持ってきたということは、エンディングはきっと・・・
The End of The End
やっぱり、そうだ、ポールならではのバラードできた。でもちょっとちがう。ピアノとストリングスと口笛と・・・でもちがう。なぜか泣けてくる。もう一回聴いてみよ。そう、歌詞だよ、歌詞。意味深な歌詞、こうは歌って欲しくなかったなって・・・
これ聴いてるとやっぱりでてくるよね、ジョンとジョージ、そしてリンダの顔。物事の終わりを、死ととるか、希望ととるか・・・
Nod Your Head
これ、どうみてもラストナンバーだよ。アンコールでシャウトしてるって感じに聞こえる。しかし、このギターは・・・とってもサイケ!後期のビートルズみたい。I'm the Walrus、聴きたくなる(笑)。
Why So Blue
日本版、ボーナストラック。ポールらしいナンバーで決して悪くないんだけど、最後にこれもってきたのは、ちょっとミスキャストかな?(笑)。
お疲れさま、ここまで読んでくださってありがとうございました。しかし、ポールって才能ある人ですね。65歳になるまで自分の音楽を自分のスタイルで作り続け、しかも時代を見つめながら超一級のエンターテイナーに徹する彼に改めて感動です。
いいアルバムですよ。よかった、ほんと、よかった。久しぶりに旧友に会えたようないい夜です。さあ、スコッチでも飲も!
Dance TonightのPVです
追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル
ポール・マッカートニー / UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
今日はPaul McCartney(ポール・マッカートニー)のニューアルバムのご紹介です。6月5日発売のホットなアルバムを実況で(笑)、お伝えしましょう。
ビートルズを長年聴いてきた僕にとって、ポールの新譜発売は、いい意味で緊張感とわくわく感をもってCDを聴ける数少ない機会です。期待も大きいためか、突っ込みもしやすいのですが(笑)、さて今回のは?もうポールも65歳、少し不安もあります。
CDのPlayボタンを押して・・・おっ、いいじゃん!バンドのアルバムだよ、これ。しかも、時々漂ってくるWings(ウィングス)の香りがたまりません。ジョージ、ジョン、そしてビートルズの隠し味も楽しい。ポールファンだったらわかるいろんなスパイスがいっぱい、一晩でも語れそうです。聴いているだけで、ビートルズファンになってからの30年がフラッシュバックしてきますよ。しかも、これはまぎれもなく新作。なんかとってもうれしい!
Dance Tonight
マンドリンとバスドラの音が印象的な、3コードのシンプルなナンバー。思わず口ずさんでしまうような軽快で親しみやすいメロディをトラディッショナルな空気に包んで・・・まさにポールの面目躍如です。イギリスの最初のシングルというのもうなずけます。C Moonを思い出してしまいました(笑)。PVを見ていて妻が「これナタリー・ポートマンじゃない?」というので調べてみたら・・・ナタリー・ポートマンでした!レオンですっかりファンになってしまったナタリーですが、こんなところに出演しているとは。歌詞もシンプルでいいですね。
Everybody gonna dance tonight
Everybody gonna feel alright
Everybody gonna dance around tonight
Ever Present Past
一曲目がイギリス最初のシングルカットならば、これはアメリカでの最初のシングルカット。軽快なポップチューンです。まさに、80年代のポールのテイストですね。シャープなドラムとギター、サビのバックのキーボード、その後のチェンバロ様のシンセなど、うまいなあと思います。
See Your Sunshine
ベースが印象的なナンバー。ホフナーがいい音だしてますね。ポールのメロディアスなベースラインはやっぱりクールです。数多くのミュージシャンが尊敬し、目標としたポールのベース。ジャコ・パストリアスを含め多くのベーシストのベースがここから始まったのだと思うと感動ですね。
Only Mama Knows
静かなストリングスのイントロから、おおっと、一転してハードに!いかにもバンドってナンバーで、ぜひライブで見てみたいところ。ややっ、サビの手前で一小節だけ三拍子に。かっこええ!またサビがポールらしい。
You Tell Me
これメロトロン?懐かしい!イントロのアコギがまるでVenus and Marsだ(笑)。切羽詰ったようなポールのボーカルに、ウィングス風のコーラスがかぶさって、またなんとも・・・
Mr. Bellamy
Cloud Nineかと思った←わかる人にはわかると思うんだけど(笑)。フレーズがめまぐるしく変化し、いろんな音が重なっていくこの曲は、まさにビートルズ時代からの多重録音の流れなんでしょうね。
Gratitude
Oh! Darlingかと思った(笑)。というぐらいにこのボーカルは熱いですね。ゴスペルみたい。もう65歳なんて信じられないですよ。やっぱり年を言い訳にしてはいけないな(笑)。さりげないけどベースラインもなかなか。
Vintage Clothes
ここからメドレー調となります。メドレーというとAbbey RoadやRed Rose Speedwayのメドレーなどを思い出します。ポールの才能が一番発揮されるところでもありますね。曲は初期のウィングスを彷彿とさせるポップナンバーです。
That Was Me
ちょいとテンポを落としながら、う~~ん、クールにアコスティックギターでロックンロールが!もうこの辺はポールのお得意ですね。オールドスタイルだけど、全然色あせてないかっこよさがあります。おっと、後半だんだんと音が重なってきて、なんだかウィングス風になってきたよ(笑)。シャウトもかっこいいなあ。
Feet in the Clouds
これまた初期の、ほんと初期のウィングス調のナンバー。RamやRed Rose Speed Wayを思い出します。スロー・ナンバーだけどポールらしい工夫がいっぱい。後半、これボコーダーかな?
House of Wax
ちょっと、重いなあ。特に後半からの盛り上がりはなんだろう。ポールがこんなアレンジの曲をここに持ってきたということは、エンディングはきっと・・・
The End of The End
やっぱり、そうだ、ポールならではのバラードできた。でもちょっとちがう。ピアノとストリングスと口笛と・・・でもちがう。なぜか泣けてくる。もう一回聴いてみよ。そう、歌詞だよ、歌詞。意味深な歌詞、こうは歌って欲しくなかったなって・・・
これ聴いてるとやっぱりでてくるよね、ジョンとジョージ、そしてリンダの顔。物事の終わりを、死ととるか、希望ととるか・・・
Nod Your Head
これ、どうみてもラストナンバーだよ。アンコールでシャウトしてるって感じに聞こえる。しかし、このギターは・・・とってもサイケ!後期のビートルズみたい。I'm the Walrus、聴きたくなる(笑)。
Why So Blue
日本版、ボーナストラック。ポールらしいナンバーで決して悪くないんだけど、最後にこれもってきたのは、ちょっとミスキャストかな?(笑)。
お疲れさま、ここまで読んでくださってありがとうございました。しかし、ポールって才能ある人ですね。65歳になるまで自分の音楽を自分のスタイルで作り続け、しかも時代を見つめながら超一級のエンターテイナーに徹する彼に改めて感動です。
いいアルバムですよ。よかった、ほんと、よかった。久しぶりに旧友に会えたようないい夜です。さあ、スコッチでも飲も!
Dance TonightのPVです
by shigepianoman2
| 2007-06-12 19:55
| Rock