Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

And Your Bird Can Sing そして Tomorrow Never Knows リボルバー3

Revolver [FROM US] [IMPORT]
The Beatles / Toshiba EMI




さて一気にリボルバーを終わらせてしまいましょう。

グッド・デイ・サンシャイン(Good Day Sunshine)はポールの作品。このようなオールドファッションな曲はこの後ポールのお得意分野となっていきます。サージェントのWhen I'm Sixty-FourやWhite AlbumのHoney Pieなんかもそうですね。アンド・ユア・バード・キャン・シング(And Your Bird Can Sing)は僕の大好きな曲。ジョンとジョージのツインギターが印象的です。もっともジョンは自分の作曲したこの曲が気に入らなかったと述べたことがあります。

君は欲しいものはすべて手に入れたんだ
そして君の鳥は歌がうたえるんだって
でも僕は君のものにはならないよ

君は世界の七不思議を全部見たんだ
そして君の鳥は緑色なんだって
でも君は僕のことが見えないんだね

君の大事な持ち物が重荷になってきたら
僕の方をみなよ
僕はきっと君のそばにいるよ

ちなみに世界の七不思議とは「ギザのピラミッド」、「バビロンの架空庭園」、「アレクサンドリアの大灯台」、「ロードス島の巨像」、「オリンピアのゼウス像」、「エフェソスのアルテミス神殿」、「ハリカルナッソスの霊廟」だそうです。

フォー・ノー・ワン(For No One)はポールの名曲。失恋の歌ですが、美しいメロディはジョンもいたく気に入っていたということです。レコーディングにはフレンチ・ホルン奏者のアラン・シヴィルが参加しています。ドクター・ロバート(Doctor Robert)はドラッグソング。Wikipediaによると、ロバート・フライマンというニューヨークに実在した「スピード・ドクター」(アンフェタミンやLSDなどを処方してくれる医師のこと)と呼ばれる医師で、アンディー・ウォーホルなどニューヨークのアーティストの間では評判だった人物だったそうです。アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー(I Want To Tell You)はジョージの作品。今まで、ジョンとポールという二人の天才の陰に隠れていたジョージですが、この頃からだんだんと彼の音楽性が目覚めてきました。リボルバーにはジョージの曲が3曲収録されています。日本でのジョージのソロコンサートではこの曲がオープニングで演奏されました。ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)はいちどこちらで記事にしました

さて最後のトゥモロー・ネヴァー・ノウズ(Tomorrow Never Knows)。ミスチルじゃないよ(笑)。ちなみにミスチルのはこのビートルズのこの曲からタイトルを取っています。2コードからなるシンプルな構成ですが・・・効果音、ドラミング、歌詞のどれをとってみても、シンプルとは程遠いですね。別に録られたたサンプリング音によるループをバックトラックを作るのに利用したという先進的な曲です。今ではサンプリング&ループなんていうのは当たり前のことになっていますが、彼らから始まったんですね。他にも逆回転音を多用したり、ジョンのボーカルをレズリースピーカーに通すなど実験的な面もありました。

心のスイッチを切ってリラックスし
流れに身を任せなさい
それは死ぬことではない
それは死ぬことではない

思考をすべて止め
虚空に身を任せなさい
それは輝くこと
それは輝くこと

すると内なる意味がわかるかもしれない
それは存在すること
それは存在すること

愛はすべて
愛とはすべての人
それは知ること
それは知ること

そして無視と憎悪は死者を悼む
それは信じること
それは信じること

夢の色を聞いてみなさい
それは生きてはいない
それは生きてはいない

あるいは
始まりの終わりまで「存在」ゲームをしなさい
始まりの終わりまで、始まりの終わりまで

ジョンはやはり天才ですね。彼の歌詞は音としてもかっこいいんですよね。最初の入るところなんて、もうぞくぞくします。でも・・・うまく訳せない。というか、意味がわからない!そのころインド哲学などにも傾倒していたし、LSDなど使ってサイケな世界に耽ってもいたジョンの頭の中身がわかるはずないよね(笑)。

さてこれでビートルズ前半の終わり・・・と思ったらPast Masters Vol Iがありました。今度の週末にでも記事を書こうかな・・・

ちょっとユニークなAnd Your Bird Can Singのビデオクリップです



ポールのソロライブのFor No Oneです



Tomorrow Never Knowsのクリップです



Tomorrow Never Knowsの音源はLoveのアルバムでもよく使われています。特にこのクリップ冒頭のTomorrow Never Knowsの歌詞のかっこいいこと!Loveの記事はこちらです


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by shigepianoman2 | 2008-10-30 22:08 | Rock