Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

タイムマシンにお願い

黒船
サディスティック・ミカ・バンド / EMIミュージック・ジャパン




ついに本ブログに日本のバンドが初登場!今日はサディスティック・ミカ・バンドです。いやいや、女性ボーカル特集だから加藤ミカ(当時)というべきでしょうね。なんか、予定からどんどん離れていってしまってますが、きまぐれブログということでご容赦を。

サディスティック・ミカ・バンドという名前から、プラスティック・オノ・バンドを思い浮かべるあなたは、僕と同世代か少し上の方でしょう(笑)。と、それはさておき、サディスティック・ミカ・バンドは加藤和彦&ミカ夫妻を中心に結成されたバンドです。このアルバムの時のメンバーは高橋幸宏(元YMO)、高中正義、小原礼、今井裕というそうそうたるものでした。

かれらの最高傑作が1975年にリリースされた「黒船」です。イギリスの音楽プロデューサー、クリス・トーマスがプロデュースしました。クリス・トーマスといえばビートルズやピンク・フロイドを手掛けた辣腕プロデューサー。レコーディングには実に450時間が費やされ、日本のロック史に燦然と輝く名盤となりました。その先進性は日本よりもむしろ本場イギリスでヒットしたということからもわかりますね。

二曲目の何かが海をやってくるの高中のギターは情熱的で最高。タイムマシンにお願いでさらに盛り上がった後、黒船組曲につながっていくシーケンスはもう感涙もの。衝撃が一気に快感と共に駆け抜けていきます。このアルバムが出て、もう32年になりますが、これを越えるものはなかなかないのではないかと思います。

黒船はどれも個性的でクール。黒船(嘉永六年六月二日)が高橋幸宏の印象的なドラムで始まるともう全身鳥肌もの。8分の9拍子の変拍子にのって高中が弾きまくります。黒船(嘉永六年六月三日)でいったんスローダウンしたあと、また変拍子、そして自然と体が動いてしまうようなファンキーなリズムへと変幻自在。高橋幸宏、なんでこんなの叩けるんだろう。黒船(嘉永六年六月四日)はもう・・・なんていうか・・・どうにでもして(笑)。高中のドラマティックな泣きギターが感動ものです。目を閉じると黒船の向こうに朝日が昇るのが見えるようです。

とにかくどのメンバーもすごいのですが、高橋幸宏のドラムはもう神がかりですね(笑)。もうかっこいい、かっこいい、かっこいい!当時マルチトラックレコーダーでパンチインができるドラマーは彼ぐらいだなんていう伝説までありました(笑)←わかる人にはわかると思います。マニアックですいません。

そして、やっと今日の本題(そうそう女性ボーカル特集だったっけ・・・笑)、タイムマシンにお願いにいきましょう。桐島カレンのバージョン、木村カエラのバージョンをお聴きの方も多いかと思います。まあそれはそれで悪くないのですが、ぜひともオリジナルを聴いてみてください。少々音痴で、叫んでるだけっていう人もいるけど、あの毒はくせになります。吠えるようなあの声が麻薬のように聴いてるものの心を蝕んで、自然に我を忘れてしまいますね。ティラノザウルスおさんぽ~なんて歌われても、もう当然って感じですね(笑)。この曲でも高橋幸宏のドラムは最高です。ほんま、かっこええ~~~←なぜか大阪弁。ミカのボーカルは当時なかなか受け入れられませんでしたが、今J-popを見渡してみるとミカタイプがいっぱい。30年前には早すぎたのでしょうか。

残念ながら、サディスティック・ミカ・バンドは夫妻の離婚とともにいったん解散しました。その後、何度か再結成されましたが、やっぱりオリジナルのミカボーカルが最高かな。ぜひこのアルバム聴いてみてくださいね。

ミカさんが歌ってる貴重な映像をアップしておきます。やっぱり音痴だ(笑)。


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by shigepianoman2 | 2008-01-30 22:18 | Rock