Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

コンサート・フォー・ジョージ  その1

コンサート・フォー・ジョージ
/ ワーナーミュージック・ジャパン




ジョージの話題を続けます。今日は「コンサート・フォー・ジョージ」というDVDをご紹介しましょう。これから何回かに分けて記事をアップしますね。

このDVDはジョージ・ハリソンの一周忌にロイヤル・アルバート・ホールで行われた追悼ライブを収録したものです。驚くべきことに最初から最後までの完全収録です。最低限のMCも好感がもてます。演奏がまた言葉にならないほどすごい!この手のライブの中でも文句なく最高のものでしょう。

追悼コンサートにもいろいろありますが、このDVDの特徴は一言でいうと温かさ。見終わったあと、心にほんわかと温かい余韻が残ります。このような静かな感動はなかなか得られるものではありません。ステージの後ろには大きなジョージの写真が掲げられていますが、ちっとも感傷的な雰囲気はありません。個々のメンバーが決して派手ではないけど、実に楽しそうに演奏しています。でも演奏自体にはしっかりと力が入って、まるで自分の曲であるかのように心が込められています。ああ、この人たちは本当にジョージが好きなんだなって、自然に顔が優しく微笑んでしまいます。目立ちたがりのポールでさえ、メインボーカルの時以外は、バックに徹して静かに演奏しています。「静かなるビートル」ジョージの追悼コンサートならではの静かさです。

もちろんメンバーを見るだけでも涙ものです。クラプトンとクラプトンバンドのメンバー、ジェフ・リン、ゲイリー・ブルッカー、ジョー・ブラウン、ジュールズ・ホランドとサム・ブラウン、トム・ぺティ&ハート・ブレイカーズ、ビリー・プレストン、リンゴ・スター、ポール・マッカートニー、そして息子のダーニ・ハリソンがジョージの作品を演奏します。

さてそれでは一曲ずつ、また例のごとくライブで解説をいたしましょう。

ステージにバンドのメンバーが上がってきます。まず映し出されるのはジョージの息子、ダーニ・ハリソン。驚くほど若い頃のジョージに似ています。まるでジョージがコンサートのために帰ってきたかのようです。そしてクラプトンのカウントとともに始まるのは・・・

I want to tell you
「リボルバー」に収録されているビートルズナンバーでライブの幕があがりました。そういえば、日本でのライブでもこの曲がオープニングでした。ボーカルはジェフ・リン。彼はELOの一員(エレクトリック・ライト・オーケストラ)としても有名ですが、非常に有能なプロデューサーでもあります。1987年のジョージとの共同プロデュースアルバム「Cloud 9」は大ヒットしました。その後もトラベリング・ウィルベリーズなどを通じてジョージとは深い親交がありました。最後のアルバム「Brainwashed」のプロデュースも手がけています。ジェフはこの曲を渋く歌い上げますが、印象的なのは父のギターを懸命にカッティングするダーニの姿。その弾き方、姿勢が父にそっくりで涙を誘います。

If I needed someone
またまたビートルズナンバー、「ラバー・ソウル」から。これまた渋くクラプトンが歌います。オリジナルに忠実な演奏も泣かせてくれます。クラプトンの表情が、またなんと言ったらいいのか、遠くを見つめながらも、心の奥深くにジョージがいるようで、心動かされます。そして、すぐ横でギターをカッティングしながら、時にコーラスに加わるダーニの姿・・・ああ、ジョージがいっしょに歌っているようで、言葉にならない・・・絶妙のカメラワークにやられてしまいました。

Old brown shoe
これまた渋い選曲。それとすぐわかるイントロで始まったのはビートルズナンバーのOld brown shoe。誰が歌うんだろう。ん?この声・・・クレジットを見ると、おぉ!ゲイリー・ブルッカーだ。プロコル・ハルムのメンバーといった方がみなさんわかるかもしれません。大ヒット曲の「青い影」はご存知だと思います。クラプトンとのコーラスも最高。時々目を合わせて微笑みながら歌う二人の楽しそうなこと。途中のベースもポールではないけど、原曲に忠実でかっこいい!

Give me love
あぁ~Give me loveだ。イントロのスライドギターに・・・また泣けてきた。というかずっと泣きっぱなし(笑)。大ヒットしてポールのMy loveを抜いて全米No.1になったっけなあ。ジョージらしい優しい曲、神への賛歌です。ジェフ・リンが歌います。もうステージでみんなが歌ってますよ、しかもみんな優しい顔。

Beware of darkness
また渋い選曲を。「All things must pass」から。Leon Russellも取り上げた曲だったなあ。これをクラプトンが歌うと・・・さっきから何回も使っていることばで陳腐だけど他の言葉が出てこない・・・渋い!(笑)

まだまだ続きますが、このあとは次回にしましょう!

代表でBeware of darknessの動画を置いておきます。


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by shigepianoman2 | 2007-11-07 21:38 | Rock