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Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

99

ハイドラ
TOTO / Sony Music Direct




ところで、どうして連続アップできるのって?この前、2~3時間、ゆっくり時間が取れる時があって、7~8記事まとめて書いたからなんですよ。というわけで、つづけますね!

ジャーニーとくればTOTOの話をしないといけませんね。有名なのはRosannaやAfricaの収録されたTOTO IVですが、ここではまずは僕の好きな「Hydra」をご紹介します。なぜかって?99が好きだからですよ(笑)。当時のPVでデビット・ペイチがオクターブを指一本で上がっていくところが印象的で、真似したものです。しずかなピアノで始まって、そのままおさえた演奏が続きます。特にいいのはエンディングで、ルカサーが渋いソロを聴かせてくれます。いつも弾きまくるルカサーにしては音数が少なく、おやっと思うほど叙情的(笑)。ルカサーの後はハンゲイトのベースがまた渋い。99とは、女の子の名前。意味深な悲しいバラードです。もちろんそれだけでなく、渋い変拍子のタイトルナンバーのHydraやSt. George and the Dragonもいいですね。

TOTOは当時、ウエストコーストロックの代表格。その完成度の高い音楽性、聴きやすいメロディ、分厚いシンセによる緻密なサウンド、そして何よりもポーカロの卓越したドラミングで人気を博したバンドです。イギリスの素朴なロックに比べ、商業的に偏りすぎているとの批判もありましたが、さまざまな音楽を取り入れて幅広い音楽性をもっていました。TOTOといえばポーカロ兄弟。スティーヴ・ポーカロのシンセホーンはTOTOホーンといわれて一世を風靡しましたね。しかし、TOTOの音楽性を決めていたのは、ジェフ・ポーカロのドラミングでした。16ビートが基本ですが、独特のハネがあり、またそれがかっこいいんですよ。特にRosannaのような16ビートのハーフ・タイム・シャッフルは最高ですね。えっ、ルカサーは?また後でね(笑)。

やっぱりTOTO IVの話もしたくなってきた。それはまた明日に。
by shigepianoman2 | 2007-05-29 22:36 | Rock