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Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

Just Friends

スタンダード・ライヴ
ウィントン・マルサリス ウェス・アンダーソン エリック・ルイス / 東芝EMI



Wynton MarsalisのNYのジャズクラブ、Tribesでのライブ演奏を収録したのがこの「スタンダード・ライヴ」のアルバムです。Blue Noteレーベルで、2005年に発表されています。その中でも僕がベストと思っているのが、Just Friends。この臨場感、まるでステージの上で演奏を聴いているかのようです。演奏者や聴衆の声、拍手の音などもうまく使われて、さらにライブの雰囲気を盛り上げます。ぜひ、ちょっと大き目の音で聴いてみてください。この一曲で17分48秒あるのですが、あっというまに時間が過ぎていきます。

80年にArt Blakey & Jazz Messengersの一員として鮮烈なデビューを飾ったWynton Marsalisは、トランペットの名手、その技巧には定評があります。DCのBlues Alleyで彼のライブを聴いたことがあるのですが、超絶技巧を披露してくれただけではなく、ほんとに楽しそうにのりのりに演奏する彼を見て、すっかりファンになってしまいました。そのテクニックゆえに優等生扱いされることもあるMarsalisですが、時折ジョークを飛ばしながら(ジョークはほとんど聞き取れませんでしたが)ステージを盛り上げる茶目っ気とサービス精神もまた魅力的でした。

そうそう、彼は80年代以降、伝統回帰路線に。彼のスタンダードナンバーの演奏はジャズの入門にもいいかもしれませんね。お勧めです。
by shigepianoman2 | 2006-10-16 22:28 | Jazz