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Shige's Photo Diaryに登場する曲を中心に音楽についての四方山話を綴ります


by shigepianoman2

'Round Midnight

ラウンド・ミッドナイト(紙ジャケット仕様)

ハンク・ジョーンズ / ヴィレッジ・レコード



もう1月21日になってしまいましたが、やっとアップです。遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年Slightly out of Tuneをよろしくお願いいたします。

先日(もうかなり前)、いつものバーで飲んでいると、マスターが「これ聴いてみてください」と、一枚のアルバムを取り出しました。一曲目は僕の好きなMy Romance。一音目が鳴った瞬間からすっと引き込まれます。でも、無理やり引っ張られる感じはありません。なんともいえない枯れた味わいで、お酒とぶつかることもなく、飲む手をとめることもなく、自然に音が流れていきます。そのアルバムが今日ご紹介するHank Jonesの’Round Midnightです。

Hank Jonesはグレート・ジャズ・トリオでいくつか聴いたことがありましたが、最近はあまり聴いてませんでした。いつのアルバムかなとジャケットを見ていると・・・えっ、2004年。ってことは86歳の時の録音なんですね。そういえば最近、去年あたりだったかな、来日していますから、90歳を超えてなお現役。すばらしいことですね。

CDはスタンダード集となっていますが、1000のスタンダードナンバーを演奏でき、多くのジャズミュージシャンと何千曲も共演してきた職人芸は健在で、さすがに指のもつれを感じるところもないわけではないですが、実に巧みに音を操ります。決して饒舌になりすぎず、淡々とした演奏を聴かせてくれます。それなりに集中して演奏しているのでしょうが、聴いている者に緊張を与えません。彼の演奏を聴いていると、なぜ彼がこんな歳になっても演奏が続けられるのか、わかるような気がします。

ぜひ聴いてみてください。お茶を飲みながらでも、酒をのみながらでもいいでしょう。さらりと聞き流しながら、ふと気がつくとじっと耳を傾けている自分に気付くにちがいありません。

YouTubeから、1994年(76歳)のWillow weep for meです。

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# by shigepianoman2 | 2010-01-21 19:19 | Jazz

歌の贈りもの

バリー・マニロウ / BMGビクター



こちらのブログは放置気味ですが、せっかくですから今年最後の記事ぐらいは少しだけ気合を入れて書きますね。今日ご紹介するのはバリー・マニロウのI write the songs、邦題は「歌の贈りもの」です。

バリー・マニロウはかつて記事にしました(こちらこちら)。この曲を書いたのはビーチ・ボーイズのメンバーとして有名なブルース・ジョンストンですが、バリー・マニロウは自分の歌であるかのように見事にこの歌の世界を自分のものにしています。大ヒットし、全米No.1を獲得しました。


私はずっと長い間生きてきた
最初の歌を作ったのは私だ
言葉とメロディを一緒にしたんだ
そう、私は「音楽」、歌を作りし者

世界中のみんなが歌う歌を
愛や特別なできごとの歌を
若い女の子が泣くような歌を
私は作るんだ

私はあなたの中、奥深くにいる
あなたの魂の中にいるんだ
あなたの目を通して世界を眺めると
たとえ私が年老いていたとしても
もう一度若返ることができるんだ


シンプルですが、なんとも壮大な歌詞ですね。なんたって私は「音楽」だってことですから(笑)。音楽というものの素晴らしさ、人の心と心をつなげていく素晴らしさを力強く歌っています。この曲を聴くとなぜか元気がでて、楽観的になれます。


バリー・マニロウのバージョンです。歌詞つき(笑)。




オリジナルのブルース・ジョンストンのバージョンです。ゆったりとしてます。




今年は新型インフルエンザの流行、景気の低迷、目を背けたくなるような事件など嫌なことがたくさんありました。日本全体に元気がなく、このままだめになっていくのではないかという悲観的な空気に包まれていました。人々は想像力を失い、心の余裕も失くしてしまったようにみえました。こんな時こそ歌を聴いて、前に向かう勇気を取り戻したいものです。

さて、今年も私のブログ、Slightly out of Tuneにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いいたします。それではよいお年を。
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# by shigepianoman2 | 2009-12-29 11:42 | Pops
さて、懲りずに今日もYouTubeで探したクリスマスソングを


まずは、Do they know it's christmas?




ナタリーコールとナットキングコールのデュエットのThe Christmas Song・・・泣けてきますね




CarpentersのI'll Be Home For Christmas




Anne MurrayのSilver Bells




やっぱり、John LennonのHappy Xmas (War is Over)




さて最後は大御所のFrank SinatraのWhite Christmas




まだまだたくさんあるけど、この辺で。そういえば、サンタが街にやってくるとか、ママがサンタにキスをしたとか、ジングルベルとか、リトル・ドラマー・ボーイとか、聖しこの夜とか、もみの木とか、アヴェ・マリアとか、赤鼻のトナカイとか・・・・・・むにゃむにゃ、おやすみなさい。
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# by shigepianoman2 | 2009-12-25 21:48 | その他
最近忙しいのもあって、こちらのブログは放置気味ですね。また記事を書く気力が回復したら、再開したいと思います。

さて、今日はクリスマスソングをYouTubeで集めてみました。

まずは定番を二つ






ポールのクリスマスソングのWonderful Christmas Time




Take 6のJoy To The World




Kenny GのWinter Wonderland




マライアのAll I Want For Christmas Is You




この辺で力尽きてしまいました(笑)。みなさんのお好きなクリスマスソングは何ですか?ぜひ、コメントください。
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# by shigepianoman2 | 2009-12-24 20:59 | その他

フォーク・クルセダーズ・アンド・ゼン

ザ・フォーク・クルセダーズ / EMIミュージック・ジャパン



ほんとにひさびさのアップです。

加藤和彦さんが亡くなりました。日本の音楽シーンに多大な影響を与えた偉大なミュージシャンの一人が、またこの世を去りました。彼は日本のポップスを造り上げたといっても過言ではないくらい、創造的で、ジャンルにとらわれない幅広い活動を行っていました。そんな彼がうつ病を患い、自らの命を絶ったことは衝撃以外の何でもありません。素晴らしい愛を歌った彼が自殺を選んだことの背景には、他人には窺い知れぬ苦悩があったに違いありません。とはいっても、治療により救える可能性のあった命です。残念でなりません。心からご冥福をお祈り申し上げます。

細かい解説は他に譲りましょう。僕にとっての加藤和彦さんは、フォークルの「あの素晴らしい愛をもう一度」、そしてミカバンの「黒船」です。

さわやかなアコスティックギターとストリングスで始まるフォーク・クルセダーズの「あの素晴らしい愛をもう一度」。その美しいメロディは、もちろんみなさんご存知だと思います。それにもまして心を打つのが、悲しい歌詞です。よくある恋人の別れの歌なんでしょうが、よどみなく流れるような明るく、でも物悲しい旋律にからみながら、心の奥深くまで染み入ってきます。たとえ涙が頬を伝っても、拭わずにそのままにしておきたいほど、自然に心を包みこんでくれます。

ミカバン…サディスティック・ミカ・バンドについてはかつて記事にしたことがありましたね(こちら)。ジャズや洋楽が中心のこのブログに初めて登場した日本のバンドでした。代表作の黒船はとにかくかっこいい!斬新なアイディアと音楽センス、そこに卓越した演奏テクニックとイギリスの最新のレコーディング技術が組み合わさって、日本のポップス&ロックの金字塔ともいうべき作品となりました。特にロンドンで評判が高く、逆輸入されて日本で人気がでたのも印象的でした。ロキシーミュージックの全英ツアーでオープニングアクトを務めて、むしろ主役を食ってしまったなんてこともありましたね。高橋幸宏はいったいどうやってあのドラム叩いているんだろうってバンド仲間の間でよく話題になりましたし、あちこちでにわかミカさんが「タイムマシンにお願い」を歌ってました(笑)。今聞いても、その新しさは失われていません。

みなさんにとっての加藤和彦さんとは何でしょうか。ぱっと思いついたキーワードをとりあえず並べてみると・・・帰って来たヨッパライ、イムジン河、家をつくるなら、結婚しようよ(プロデュース)、Boys and girls、バッチギ・・・今日はそれぞれの加藤和彦さんを思い出しながら、ご冥福を祈りましょう。それにしても、あの「ヨッパライ」のように「天国」から帰ってきてくれないかなあ…合掌

いろんなバージョンの「あの素晴らしい愛をもう一度」がありましたが、これを選びました。なんと加藤和彦、坂崎幸之助、泉谷しげる、山本潤子、尾崎亜美が出演しています。



2006バージョンの「タイムマシンにお願い」です。くぅ~~~、自然に体が動くぜ!


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# by shigepianoman2 | 2009-10-19 20:18 | J-POP

Index

2009年5月までの記事をIndex(索引)に追加しました。

文字数がオーバーしたので、indexを二つに分けました。リンクを置いておきます。

Index
Index2

メニューにもリンクを置いておきますので、ご活用ください。
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# by shigepianoman2 | 2009-07-13 20:36 | お知らせ

We Don't Talk Anymore

The 50th Anniversary Album

Cliff Richard / EMD Int'l



「さていつものようにiPodで音楽を聴いていると」・・・なんて始まる記事が多いですよね。僕のiPodには一体何曲入っているでしょう?自分でも憶えていないのでチェックしてみると、4725曲でした。ジャズ、ロック、ポップス、R&Bだけでなく、クラシックなども入っています。こんなに入れといて全部聴いているんだろうか(笑)。

今日はクリフ・リチャードをご紹介しましょう。「イギリスのプレスリー」とも言われた人気ヴォーカリストです。1940年生まれということはジョン・レノンと同じ年ですね。ビートルズ時代が到来する前の1950年代末から60年代初めにかけてイギリスのポップミュージックシーンを席巻していました。70年代は少し活動が落ち着いていましたが、79年にWe Don't Talk Anymore(恋はこれっきり)が大ヒット、再び返り咲きました。当時、よくラジオで流れてましたね。イントロのシンセとペダルベースが印象的です。たしか高校の頃ですが、僕もこの曲は大好きでした。深夜放送など聴きながらかかってくるのを待っていたものです。しかし、この曲のリリースが79年ってことは彼はもう40前。いわゆるアラフォー(笑)。それなのにこの甘い声とエネルギーはなんでしょうね。彼はその後も活躍を続け、95年には英国女王からナイトの称号を送られています。Wikipediaに「クリフ・リチャード栄光の50年」とありましたが、素晴らしいことです。


人生は楽しいと思っていたのに
僕らの仲は完璧と思っていたのに
信じられないよ、君は投げ出してしまうのかい

なんて歌詞で始まる、恋が冷めてしまった男女の歌です。実は↓の「歌詞を訳すということは・・・2」の記事に出てくるのはこの歌の一部です。

Well it seems a long time ago you were the lonely one
Now it comes to letting go you are the only one
「君がひとりだったのは、もうずっと昔のことのようだね。君が去る今となっては、僕にとってかけがえのない人だよ」

サビの部分は・・・
おかしいよね、僕たちは話もしなくなった
おかしいよね、どうしてそうなったんだろう
それなのに眠れるし、羊を数えることもない

YouTubeの動画です。懐かしいなあ・・・ほんと懐かしい。ホットミルクに蜂蜜とナツメグ入れてっと・・・



さて、またまた恒例の英語解釈です。
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# by shigepianoman2 | 2009-07-11 22:27 | Rock